普段は野菜の種蒔き、育苗の作業をすることがほとんどですが、本日は珍しく花の種を蒔きました。なぜマリーゴールドを?その理由は「野菜のため」です。マリーゴールドは厄介な病害虫「せんちゅう」に対する忌避効果をもらたすため、ジャガイモ育成のパートナーして準備を始めました。
マリーゴールドとジャガイモの関係
マリーゴールドの根からは線虫に対して毒となる成分を出しており、線虫対策として効果があるといわれています。線虫は根に寄生する病害虫のため、ジャガイモへの対策として導入することを決めました。
マリーゴールドとジャガイモはコンパニオンプランツとしても優秀な組み合わせです。根菜類は線虫の被害を受けやすく、またナス科の植物にはコナジラミが寄ってくることも多く、マリーゴールドはコナジラミの抑制にも効果があるため、ジャガイモとの相性は抜群。
そのため、この恩恵を得るためマリーゴールドを植えよう!と思ったのですが、植えた後の畑の姿を想像し少し躊躇していました。というのも、マリーゴールドといえば濃い黄色の花がまず思い浮かびますが、夏場の強い日差しの中、地面にも太陽のごとく輝く金色の花が咲いているとより暑さを感じてしまうのではなか、と懸念していたのです。
せっかく植えるなら、ジャガイモのためだけでなく、人の目にも嬉しい色にできないものか。
そんな中、見つけたのがこちら。

マリーゴールドの中でも爽やかな白色に咲くマリーゴールドがあることをしり、見た目にもかわいらしく、夏の暑い日には涼しさを表現してくれる絶好の花と思い即購入しました。
種蒔き開始
種はこのような形で袋に入っていました。パッケージには30粒と記載されていましたが、32粒入っていました。

一般的なマリーゴールドと同じく細長い種で、風が強かったため飛ばされないように気を付けながらの作業。セル一つに対して2粒蒔き、15セルに播種。覆土は3㎜から5㎜程度とのことでしたので、覆土はバーミキュライトをかぶせています。
種蒔き用の培土は前回から利用しているタキイ種苗の種まき用培土を利用、5㎜ほど爪楊枝で穴を掘り、種を2粒。少し土と密着させるように指で土をかぶせて押さえ、上からバーミキュライトを2㎜ほどかぶせました。
バーミキュライトをかぶせたほうが保水性が増しますので、これから日中暑くなることを考えると芽の水切れ対策には良いのでは、と考えての配合です。
本日の畑
今回は野菜の種でなく、花の種を蒔きました。コンパニオンプランツは一石二鳥で得られるものが多いため、今後も意識して取り組んでいきますので効率の良い組み合わせが見つかった際には紹介していきます。
本日は庭の一角に葉物野菜コーナーを作成しました。植えた野菜は「春菊」「エゴマ」「万能ねぎ」「エルバステラ」の4種類。いずれも種から育て、しっかりと根が成長していました。
春菊

エゴマ

万能ねぎ

エルバステラ

エルバステラはイタリアではよく食されるシャキシャキした触感の葉物野菜。しっかり根が張っているので、もう少ししたらモリモリ食べられると思います。
本日はここまで。本日もご覧いただきありがとうございます。
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