春ジャガイモの収穫、収量が少なかった品種とその原因について

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3月に植えた春ジャガイモを収穫。今回ジャガイモは5種類(北海こがね、キタアカリ、はるか、シンシア、アンデスレッド)を植え、すべてを収穫しましたのでそれぞれ振り返ります。

すべてのジャガイモは多少の前後はありますが、3/15頃に種芋を植え、6/19に収穫したので約90日で収穫しました。結果、品種ごとに収量と品質に大きな差が。特に一番難しかったのはシンシア、その詳細についてイモだけに掘り下げていきます。ぜひ最後までご覧ください。

水分量の多いシンシアは種芋の準備に難しさあり

早速ですが最も難しかったシンシアについて紹介します。種芋の購入は2月の中旬。3月の上旬に植えることを想定し、種芋の芽出しの期間を考え逆算して少し早めに購入しました。少しずつ日光を当てて芽出しを進め、2月末には芽が出ていたので芋をカット。

カットしたときにも感じたのですが、シンシアは水分量が多い。

シンシアはデンプン含有量が低く、水分量が多い特徴があります。そのため煮崩れしにくく煮物やグラタンなどに向いているのですが、この水分が引き起こすのがカビと腐敗です。

実際、芽出しができたのでカットして陰干しして1週間たった時の様子がこちら。白カビのようなものが周囲にあり、皮もぶよぶよとした柔らかさがありました。

今回はコストを抑えるために草木灰を使わず、カット後は自然乾燥をしていました。北海こがねやキタアカリ、はるかについては、このようにならなかったため水分量が原因だったのだろうと推測しています。

シンシアを挑戦される方は下記の点に注意いただくのが良いと思います。

  • 種芋をカットして植える場合は草木灰で切り口を早く乾燥させる
  • 芽出し後、植える数日前にカットし、カットから植え付けるまでの時間を短くする

私はコストをかけずに栽培をしたいため、来年はシンシアは見送ることになりそうです。

シンシアは芽が出てからのツルの成長も遅め、これも種芋の力がなかったからか

2つ植えたうちの1つは芽が出ましたが、ツルは15センチ程度までしか育たず、大きく育てることができませんでした。この要因についても前述の種イモのダメージがあったのでしょう。芽は出たものの、茎を太くする、葉を大きくするだけのパワーを種芋から得ることができませんでした。

気候面についても気になる点はあります。シンシアの生まれはフランス。比較的涼しい環境を好むとされています。今年の3月から6月は特に5月が思ったような気温の上昇がなかったため涼しかった印象です。そのためシンシアには適した気候だったのでは?と思います。

5月に暑いことがあるとより成長が悪かった可能性もあります。それを考えると現在の日本の気候にはシンシアは育てにくいかもしれません。

北海こがね、はるかは大きさも整っており、使いやすさもGood。

シンシア以外についてはそれなりに収穫することができたのでまとめて紹介していきます。まずは今回の収穫物一覧。

北海こがね、キタアカリ、はるかについては全てがしっかり育ちたっぷりと収穫できました。いずれも茎や葉の成長も順調であまり心配な点はなかったですが、ツルが伸びすぎて通気性が悪くなっていたため、葉っぱを少しもぐことに。それでもおイモはしっかりと実り、大きく育ってくれました。ありがたいです。

特に「はるか」については別記事(ジャガイモ「はるか」を収穫!離乳食にしたら子供も大満足の様子♪)でも触れましたがとてもフワフワとした食感で食べやすく、来年も植えるの決定!

キタアカリとアンデスレッドは大きく育ちすぎ、穴が…。適期を過ぎて植えすぎた。

キタアカリは量は多いのですが1つあたりが大きくなりすぎてしまい、芋に穴が開いているものもチラホラ。これは適期を過ぎて収穫したため、長く植えすぎたのが原因かな、と思っています。キタアカリは花が4月末頃に咲いていました。ジャガイモの収穫目安は花が咲いてからひと月といわれています。6月に入る前にキタアカリだけでも収穫しておけばよかった…。

アンデスレッドは食用で買ったものを試しに植えてみました。期待していなかったのですが、2つとも育ってくれて結果的に買った以上の収穫ができました。こちらも大きい芋には穴が開いてしまっており、収穫タイミングを見誤ったようです。

まとめ

庭で始めてのジャガイモ栽培、どれくらい育つだろうかと不安でしたがしっかり収穫できました。各品種で育ち方や収量にも明確な差があり、来年以降の参考になる情報もたっぷりとることができました。

畑は明日から耕して堆肥を投入予定。枝豆やモロヘイヤ、オクラを育てようと思いますがしっかり土づくりができるでしょうか。ジャガイモの後作栽培については今後紹介していきますので乞うご期待ください。

本日はここまで。本日もご覧いただきありがとうございます。

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