春ジャガイモを収穫して1週間が経過しました。もう少し土に陽を当てて消毒したかったところですが、そろそろ種蒔きをしないと夏本番となってしまうため、種蒔きを開始。
もうすでに最高気温は30度を超える日が連続していることもあり、元肥(牛糞、鶏糞)は控え、ジャガイモ収穫後の土そのままで植えることに。今回植えた野菜は下記の9種類。
- オクラ
- ツルムラサキ
- モロヘイヤ
- 枝豆
- 空心菜
- ゴーヤ
- シカクマメ
- ルッコラ
- 春菊
ツルムラサキ、ゴーヤ、シカクマメはグリーンカーテンのようにフェンスとの間の空間を活用できればと考えています。ルッコラ、春菊は夏場にどれだけ育つのか、実験もかねて栽培してみることにしました。前半はそれぞれの品種の特徴の紹介、後半では夏の暑さ対策として草マルチのメリットについても紹介します。最後までご覧いただけたら嬉しいです。
品種選びについて。今年の夏も暑い。
まずは品種選びについて。ジャガイモはナス科なので、これからのシーズン植えたくなるトマトやナスは連作障害の心配があるからNG。前回記事(3年前に購入した「緑ナス」「房成真黒茄子」の種蒔きと白オクラ、ホオズキの種蒔き)で蒔いた種が無事芽出しでき、本葉が大きくなってきたので植えたいところをぐっとこらえ、冒頭にあげた9品種の種蒔きを。
品種選びで重要視した点は、「今年の夏も暑い」を前提とすること。先日気象庁も発表(向こう3か月の天候の見通し 全国 (7月~9月))している通り、今年は昨年並みに暑そうです。降水量は平年並みという予想ですが、下記のメッセージも出ているため、降水の頻度は少ないのでは、と思われます。
東日本太平洋側と西日本では、期間の前半は、太平洋高気圧に覆われやすいため、平年に比べ曇りや雨の日が少ないでしょう。期間の後半は、平年と同様に晴れの日が多いでしょう。
以上を踏まえ、夏の暑さに強く、降水量が少なくても育てられる品種選びが重要となってきます。
品種ごとの暑さ、乾燥の耐性比較
今回種蒔きをした9品種の暑さおよび乾燥についてまとめると下記のようになります。オクラ、モロヘイヤは夏といえば、の野菜ですが、個人的にはシカクマメ推し。暑さに強く、乾燥にも多少の強さあり。サクサクとした食感も良く、花もかわいらしい花を咲かせるためオススメの野菜です。
品種 | 暑さ耐性 | 乾燥耐性 | コメント |
オクラ | ◎ | ◎ | 乾燥にも暑さにも非常に強く、猛暑向きの代表野菜。 |
モロヘイヤ | ◎ | 〇 | 暑さに非常に強い。乾燥にはある程度耐えるが、水切れで生育鈍るため注意。 |
ゴーヤ | ◎ | △ | 暑さには強いが、水切れにやや弱い |
ツルムラサキ | ◎ | △ | 暑さにはめっぽう強い。乾燥にはやや弱いので水やりしっかり。 |
空心菜 | ◎ | × | 湿地性植物なので乾燥に極端に弱い。こまめな水やり必須。プランターが有利。 |
シカクマメ | ◎ | 〇 | 暑さには強い。乾燥が続くと開花が止まることがある。マルチングで乾燥防止を。 |
枝豆 | 〇 | △ | 暑さには普通だが、開花期〜莢膨らみ時期に水切れすると実が入らない。 |
ルッコラ | × | △ | 暑さに非常に弱く、すぐトウ立ち(花が咲く)→苦くなる。夏には不向き。 |
春菊 | × | △ | 冷涼な気候を好む野菜。夏の栽培はかなり難しく、日陰・水冷環境が必要。 |
暑さ対策・乾燥対策には草マルチ!
本葉が生えてきたころからはしっかりと暑さ対策の環境づくりもしていきたいところ。そこで重要になってくるのが草マルチ。マルチというと黒色のマルチが一般的ですが、黒色は太陽光を吸収するためその下は気温以上の暑さに。そこで試してみていただきたいのが「草マルチ」です。

草マルチは生えている雑草をある程度の大きさまであえて伸ばし、それを刈り取り、乾かすことで藁状態にし、それを苗の周りに敷き詰める方法です。草マルチが良いとされるのは主に3点。
- 色が白色に近いため、熱を吸収しない
- 草同士の隙間に空気の層があるため、湿度を保てる
- 草が分解されるため、栄養になる
3点目は時間がかかるため、収穫するまでに分解されることはないかもしれませんが、そのまま鋤きこんでしまえば長い時間をかけて栄養になってくれるはずです。
まとめ
ジャガイモの後作の野菜を紹介しました。夏野菜は日差しには強い品種が多いですが、乾燥には悩まれます。暑さ・乾燥対策に草マルチを取り入れて夏を乗り越えましょう!
本日はここまで。本日もご覧いただきありがとうございます。
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