今回は以前投稿した記事(3年前に購入した「緑ナス」「房成真黒茄子」の種蒔きと白オクラ、ホオズキの種蒔き)の現在を紹介します。結果からお伝えすると、全ての種はしっかりと発芽し、すくすくと成長中。ただし、夏の暑さで虫も多く、虫の食害も。対策はひたすらテデトール、ユビツブシ、地道ですがなんとか枯れずに株が大きくなっているので、このまま自立できるまで大きくなってほしいです。
後半は葉に描かれた白いアートの正体とその対策について触れたいと思います。最後までご覧いただければ幸いです。
種まきから1週間。早くも芽が出てくるものも。
種を蒔いたのが6/15。ずいぶんと暑くなりはじめ、種蒔きするには遅い時期でしたが、ものは試しにと種蒔きをしてみました。それから1週間、6/21の様子がこちらです。房成真黒茄子が早速2つ発芽!

前回記事でも紹介した通り、茄子は3年前に購入した種のため、発芽するか不安でしたが、1週間で発芽してくれました。種蒔きの土はタキイ種苗さんの種蒔き用培土を利用していましたが、今回で空に。春から使い続け、約5センチ角のセルトレイを180個くらいは使えたような気がします。全体的に発芽率が高く、満足のいく土でした。リピートしたいところですが、いろいろと試してみたいので次回は別のものを購入予定。発芽率の違いについても今後紹介していければと思います。
それから1週間。発芽率は大幅アップ!
その後、1週間が経過した6/27の様子がこちら。ほぼすべてのセルで発芽!一番左の列はトウガラシなのですが、こちらは茄子の3年よりもさらに前、約5年前!これだけ古い種にもかかわらず、5つのうち4つも芽が出てくれました。種子の持つエネルギーに感動です。

×をつけた箇所が発芽していないセルで、こちらについては今日時点でも発芽しませんでした。種子寿命についてはトウガラシは5年程度、茄子も3~4年程度、と言われていますが実際今回の結果をみることができたのは良かったです。
保管についてはタッパーに乾燥材を入れ、そのうえで冷蔵庫に保管していたことが良かったのかもしれません。種子の保管については「乾燥」「遮光」「冷蔵」が寿命を延ばすことにつながるケースが多いので、今後も余った種についてはこの方法をなるべくとっていこうと思います。
さらに1週間が経過。葉は大きくなったものの、虫の侵入が…。
そこからもう1週間が経過した7/4の様子がこちら。ところどころ虫に食われた形跡が…。朝方、水やりをしようと近づくと小さい虫が集まっていたのでそれらによるものでしょうか。そして気になるのが葉についている白い模様。ハモグリバエです。

ハモグリバエは暑くなってきた今頃に増えてくる小さなハエで、幼虫のときに葉に潜り込み葉から養分を摂取し、成虫となり飛び立ちます。葉に侵入したハモグリバエは葉を食べながら進むため写真のように白いアートのような模様が葉に描かれるのが特徴です。
このように白くなった部分には葉緑素がなく、光合成する能力が下がるため、小さい苗にとっては致命的となってしまいます。苗が成長しているのであれば、被害のある葉はむしって焼却処分することで被害の拡大を防げるのですが、今回は小さい苗のためむしることができません。
そこで唯一対策とできるものは「指でつぶす」です。先ほども書いた通り、ハモグリバエは食べながら前に進んでいくため、白い模様の先端にいる可能性が高いです。そこで葉の白くなっているところを少し指で押し潰すようにすることで、つぶせる可能性があります。確実な方法ではありませんが、やらないよりはまし、くらいで試していただくと良いかとおもいます。私のところでは、これが効いているのか、被害が急拡大することは起きていません。
まとめ
以上、種蒔きしてから約3週間の茄子の苗の状況でした。3年前の種や5年前の種が発芽し、すくすくと成長している様子を見ると植物の神秘に触れているような実感がわきます。実をつけるところまで成長させられるよう、今後も寄り添っていきたいと思います。
本日はここまで。本日もご覧いただきありがとうございます。
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