ジャガイモの後作で植えた枝豆が順調に成長し、花が咲き始めました。夏の暑い中、枝豆の可憐な白い花は安らぎをもらえますね~。と喜んでいたのもつかの間、葉に枝豆を脅かすアイツが…。
枝豆の花が咲き始め、実がつき始めるころまで現れるアイツ、カメムシがやってきました。
7月から9月頃まではカメムシがやってきて繁殖するシーズン、一度発生すると勢いよく増殖するため見つけたらすぐに捕殺しなければなりません。しかし、手で潰すと困るのが匂い…。今回はいろいろと試した結果、安定して捕獲・捕殺できるペットボトルを利用した方法にたどりついたのでその方法を紹介したいと思います。後半では繁殖の対策となる卵を見つけた時の対応についても紹介します。
写真でカメムシが登場します。なるべく写っている数が少ないものを選び掲載していますが苦手な方はご注意ください。
枝豆にカメムシ発見!その数、20匹くらい…
枝豆に可憐な花が咲き始めた7月末、枝豆の葉がちょっとしおれている…。これは…、と思い近づいて異変がないかチェックしたところ、いました。カメムシです。

このカメムシが枝豆全体に約20匹くらい。このまま増殖するとマズイ!とすぐさま捕殺に取り掛かりました。
初めは農作業用の手袋をはめて捕殺したが…
まっさきに行ったのは手袋をはめて手で潰す方法。とにかく急いで対応せねば!と潰してみましたが、危険信号を察知しカメムシが逃げてしまい、手にはあの強烈なにおいが残され散々な結果。しかもカメムシの分泌液には毒性があるそうなので決してこの方法はとらないようにしてください。
次にビニール袋に入れられないかと考えビニール袋を試してみましたが、風でビニールが安定せず、ビニール袋に落としても飛んで逃げられてしまうので断念。
そこでペットボトルを加工して捕殺道具を工作してみました。これが安定して捕まえる良い方法でした。
ペットボトルを工作して捕殺器を作る。ペットボトルの特徴は2点。
加工といってもいたってシンプル。ペットボトルの上1/3をカットしてひっくり返すだけ。
ペットボトルは下記の2点で選んでください。
- 無色透明
- ツルツルとしたもの

今回、ペットボトルは500mlの炭酸水が入っていたツルツルとしたものを使いました。この後、捕まえる作業をするにあたり、ペットボトルに落としたカメムシが足を滑らせるのか、するっと落ちていき捕まえやすさを感じました。ざらつきのあるペットボトルよりもツルツルとしたものをオススメします。
また、無色透明でなく半透明のペットボトルもありますが、無色透明をオススメします。理由についてはこの後に紹介しますが捕獲確率を上げることができます。
カメムシを割りばしなどを使い、ペットボトルに落としていく
いよいよペットボトルにカメムシを落としていく作業です。指ですと飛ばれる可能性があるため、割りばしや楊枝を使うのがオススメです。楊枝を使いましたが、楊枝につかまりそのままペットボトルに陥れることもできたので、カメムシがつかまりやすい材質のものを使うのがオススメです。
実際の捕まえる様子がこちら。このまま楊枝をスライドさせていき、ペットボトルのふちに落とします。カメムシが飛ぼうとすることもありますが、ペットボトルがキラキラしているので方向感覚が狂い、そのまま上下ペットボトルにぶつかりながら下へと落ちていきます。
また、ペットボトルにしがみつこうとすることもありますが、ツルツルしているからか足を滑らせ下に落ちていくこともありました。

ペットボトルの中は洗剤などのカメムシにとって毒性のあるものを入れてもよいですが、今回は水道水のみを入れ、溺死させています。20匹ほどこのやり方で捕まえましたが、一度下に落ちたカメムシが上に戻ってくることはありませんでした。
カメムシは卵のチェックも欠かさずに
カメムシの集団を見つけた時には必ず卵を産み付けていないかチェックしましょう。卵は20-30個程度産み付け、1週間程度で孵化してしまいます。成虫になるまで1月程度はかかりますが、被害を最小限に抑えるためにも卵を孵化させないことが重要となります。今回もチェックしていたところ、2か所に卵を発見。
2か所とも葉っぱの裏に20個ほどの卵を産み付けられていました。

卵を見つけたら葉っぱをちぎり葉っぱごと焼却するのが一番ですが、火を使うのは危険性があるためペットボトルの水に漬けておくことに。水に入れておけば孵化はしないとのことなので、ひとまずはこの方法で孵化を防ごうと思います。
最後に
今回は夏のカメムシ捕獲方法の紹介でした。作業をしている間、触れた枝豆の甘い香りのなんと気持ちの良いこと。これはカメムシも寄り付くわけです…。一方、ペットボトルの捕獲方法でカメムシの嫌な臭いは嗅がずに捕獲することに成功しました。
今後もさらに効率の良い方法をみつけたら紹介させていただきます。乞うご期待ください。
本日もご覧いただきありがとうございます。
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