元気のないスイートスプリングの植え替え

栄養不足?鉢のサイズ問題?日当たり?

昨年12月にホームセンターで購入したスイートスプリングですが、4月になっても元気がない様子。

その原因を考えたところ、下記の3つが気になったのでこちらの対策をすることにしました。

  • 土の栄養不足
  • 鉢のサイズが合っていない
  • 日当たりが悪い

それぞれの解説を章ごとに行っていきますので参考になれば幸いです。

土の栄養不足?

購入後に鉢の植え替えを行った際、土の入れ替えも同時に行いました。この時イチジクも購入していたため、一緒に使えるように培養土を購入していたのですが、その培養土をイチジクでほぼ使い切ってしまいました。庭の畑の土を使って土を入れたのですが、肥料を入れる前だったのでほぼ栄養のない土をいれることに。

この時点でちゃんと育つか不安だったのですが、案の定か葉っぱの色が悪くなってきており、土を交換することにしました。

今回使った資材はこちら。

鶏糞となたね油かすの2つです。

また、庭の畑にも牛糞堆肥と鶏糞を混ぜて1月経過した土があったので、土もそちらをベースに変えました。肥料のブレンドは鶏糞を元肥として底のほうに、なたね油かすは土と混ぜ込んで利用しています。

今回利用した肥料の成分配合は下記。

  • なたね油かす
    • 窒素:5%
    • リン:2%
    • カリ:1%
  • 発酵鶏糞
    • 窒素:4.0%
    • リン:3.9%
    • カリ:2.4%

このような配合比率のものを利用しています。

油かすの窒素分が高いので、それを補う形で元肥にリン、カリを多く含む鶏糞を利用することにしました。鶏糞にも窒素分が含まれていますので、利用した量は一握りくらいと控えめに入れています。

1月くらいはこちらで様子見をし、5月末くらいの状態で改めて肥料の見直し等をしようと思います。

鉢のサイズ問題?

掘り起こしたスイートスプリングの根っこです。

購入後の鉢の植え替えで10号の鉢に植え替えていたのですが、あまり成長が見られず、根っこがこじんまりとしています。果樹の植え替えでは大きすぎる鉢は排水性が悪く加湿になり根腐れが起きたり、また、根に対して土の量が多すぎるために団粒構造が崩れ土が密着、酸欠状態になることがあります。

そのため根の生育が悪かったのではないか、と推測し今回は下記のサイズ感の鉢に植え替えることに。根の広がっている範囲に対して少し広い程度の8号サイズのものを選択しています。

こちらの鉢に鉢底石を敷き通気性を確保、底に土と鶏糞を元肥として投入し、スイートスプリングを移植しました。

日当たり問題?

庭で育てているのですが、風がとても強く、風の当たらない壁の横に置くことがしばしば。根張りが弱いこともあり幹をもって揺すると少しぐらついているので、風負けをしてしまいそうで風の弱いところを選んでおいていました。

日当たりを優先して風の強いところにも置けるよう、支柱をつかって補助することにしました。これで多少は強くなるため日当たりのよい(風当たりの強い)場所で育ててみることに。

本日の畑

これらを総合して仕立て上げた姿がこちらです。

左がもともと使っていた鉢、右が現在の様子です。

少し鉢が浅いのが気がかりではありますが、しばらくはこちらで様子を見ながら育てていきます。

スイートスプリングについて

最後にスイートスプリングについて。

スイートスプリングは温州ミカンと八朔の掛け合わせで生まれた品種です。

あまりスーパーなどでは見かけませんが、40年前には品種登録されている歴史の長い柑橘です。八朔との交配ではありますが酸味や苦みは八朔ほどなく、少し硬めの果肉にたっぷりの果汁、そこに温州ミカンの甘さが乗って美味しい柑橘品種。

今年の冬はまだ採れないと思いますので、来年の冬くらいに収穫できるといいな~と思いながら気長に育てていきます。

本日はここまで。本日もご覧いただきありがとうございます。

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